ケーンリードを加工できるように、ファイバーリードを加工できます。加工には500〜1000番と300〜400番のサンドペーパーを使用します。削りかすを吸い込まないよう、耐水性のサンドペーパーを使ってリードを濡らしてから研磨するか、マスクをつけましょう。
ファイバーリードのレスポンスが良くない、または硬すぎると思われる場合は、リードを薄くする必要があります。通常、リードの吹き口のみを加工すれば十分です。これにより音が少し明るめになります。サンドペーパーを手に取り、リードのカットされた部分の前方3分の1ほどを丁寧に研磨します。研磨を進めながら吹いてみて変化を確認しましょう。好みのレスポンスや硬さになるまでこの手順を繰り返します。
低音域が出しづらい場合は、粗めのサンドペーパーを使ってリードのカットされた部分の後方を研磨します。カットされた部分の後方3分の1ほどで、最も厚い部分に切り替わる箇所です。はっきりとした変化を得るには、多めに削る必要があります。この時もファイバーリードを研磨するたびに吹いてみることが重要です。
1000番の細かいサンドペーパーを使い、リードの吹き口部分を90度の角度で研磨し、リードの長さを短くします(爪をやすりで磨くようなイメージです)。リードカッターも使えますが、切り口が元よりも滑らかではなくなるため、再加工する必要があります。サイズを変えすぎると音程に影響が生じるため、1ミリ以上短くしないようにしてください。
標準よりも幅が狭いマウスピースに合わせてリードの幅を狭くするには、リードの軸を持ち、500番のサンドペーパーを側面に当ててまっすぐ研磨します。研磨時はリードの後方(吹き口の反対側)を持つよう注意してください。リードの前方半分は変形しやすいため、圧力をかけないでください。必要な幅になるまで、リードの両側面を交互に削ります。最後に、1000番の細かいサンドペーパーで、唇が触れるリードの角部分を丸めます。
粒度1000番の細かいサンドペーパーを使い、90度の角度で(爪をやすりで磨くように)加工し、リードの端をお好みの形に整形します。